抗争



黒魔法研究所の柱の影でひっそりと待つ

そう、噂の討伐隊を…


地鳴りのようなものが聞こえ、段々大きくなっていく

そしてラグも




きききたーーー!!

中華キャノン部隊!!!!



事前に討伐の情報を聞いていたものの、
まさか、まさかこんな数になるとは!!!


その数、約40人…いや50人はいただろうか


この集団を目の当たりにした時、
私は事の重大さを知りました





…実は、私はわりと迷惑行為に合うことが少なくて
実はPKにすら会ったことがないんです
MPKらしきものに狙われた事もあるけど、相手にしなかったので
特に大きな事故にはなりませんでした

黒魔法研究所は、パーティで一回入ったことがある程度
最近、そこに迷惑行為を働くプレイヤーが増えたということなのです

それらのキャラクターの中の人はおおむね中国人 とのこと
人々は彼らを「中華」もしくは「害人」と呼びます


今まで、「外国人プレイヤーをけなす日本人プレイヤー」を見ては
なんとなくカチンときていた私

だって、外国人がShoutするのは仲間を探しているからじゃないの?
シーフされたといっても、故意的なものじゃなくてタッチの差なんじゃないの?
日本サーバだから日本語しゃべれ、というのは分かるけど、
折角わざわざ日本に繋ぎに来てくれてるわけだし、気にすることないじゃん?


・・・ところが、これは「当事者じゃない者の果てしない無知さ」であって


実際、「一部の外国人」が遊びを妨げるような激しい行為をしている
…ということを知り始め、詳しく情報を聞くうちに
「排除されるべき迷惑行為」を働き続けている事実に触れました
そう、それは明らかに「規約違反行為」であること…

そもそも、Lineage2の日本でのサービスは、
海外からの申し込みは受け付けない筈なのだそうだ(最近知りました)
それなのに「外国人」がプレイしている…ということは…

…詳しくは2chなどの情報を拾うと良いです



つまり、不満をたれる人は外国人差別のつもりで文句を言っているのではなく
本当に「遊びを邪魔されている」から文句を言ってるということ

ここ、私非常に勘違いしていました、反省してます




NCJ側は「海外IPを受け付けなくする」という対処を施すとの話

それまで、GMは何をしてくれるのか…?
それまで、プレイヤーは何をするべきなのか…?


そこで、日本人プレイヤーは声を掛け合った…
これがその結果の一つってこと

当事者ではないけれど、この討伐イベントを無視出来なくて
ゴルゴグから「そろそろ出動」と情報をもらうと
すぐに黒研に走り出していました


そして、討伐隊到着


この数、ロりマシーンイベントの比じゃないです!
お祭り気分で集った人もいるんだろうけれど
この数は「お祭り」だけでは集まらないって!


迷惑行為を許せない人たちの情念の塊


集まった理由はどうあれ、その壮観な光景に鳥肌が立ちます

プレイヤーがこれだけ一致団結することって
なかなかないんじゃない?

え、中国人差別行為?
いや、そんな薄っぺらいものじゃないよ
だったらこの人数をどう説明する?



どの名前が「中華」なのか判断する自信がなかったので、
私のやることといえば、中華キャノン隊の通る道を掃除してやることに留まりました


なだれ込む中華キャノン隊とその護衛


メルケニス部屋


「中華」と思われるプレイヤーの死体を4つほど発見、
実際にはもっと倒されてると思います


怒りや祭り好きなどの情熱がごっちゃになって、暴走して
関係ないプレイヤーをも攻撃していたようだけど
これだけ「人間味」たっぷりのイベントは初めてです


名前がローマ字というだけで攻撃された人もいただろうな
中華ではない外国人も攻撃してたと思う
暴言・差別発言吐きながら攻撃してる人もいた

だから、騒ぎのあとの後味も微妙な雰囲気になっていたけど
それでいい、そういうものだと思う
それが抗争ってやつなんだ
倒すべき相手と倒そうとする人、そのまき沿いになる人
祭りのあとのそれぞれの感情…
ゲーム内のことなのにすっごいリアル



これで中華隊が編隊を組んで反撃行為に出たら?
「抗争」は決して穏やかなモンではないけれど、血が騒ぐかも



おまけ

最後にゾンビトレインを作って終了
2004年03月22日(月) No.40 (日記)

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