− Geymark編
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[a sea bream] 助け舟 2006年03月17日12:59

どうやら、イベントということで、開宴になっても鯛が姿を見せないこと自体は取り繕うことができましたわ。

と思いきや。あれは・・・DeLPi?
あーあーあー、あんなに騒ぎにしてしまって、その間に鯛を逃がそうという彼女なりの心遣いなんでしょうけど、それでは事態の解決にならない気がするのですけど・・・

「Gey、あれもお知り合い?」
「はあ・・・お恥ずかしい話ですが。」
「あのまま放っておくと、宴席そのものが壊れてしまいますわね。収拾できるかしら?」
「わかりました。なんとかしてみます・・・」

あまり目立ちたくはないのですが、この際やむを得ませんわね。DeLPiに怪我をさせるのも本意ではありませんし。
なんとかここは彼女にテラン様には結婚の意志はないことを伝える方法でもあれば良いのだけれど・・・

「えー、座興もたけなわではありますが、ここで注意事項を一つ申し上げさせていただきます。
今回、変装の上で当会場内に潜伏中の鯛の姿焼き様ですが、それに併わせまして、姫様の方から特別に影を数名潜入させていただいております。
彼/彼女らにつきましては、発見された時、激しく抵抗するように申し渡しをしておりますので、捕獲の際には十分ご注意するようお願い申し上げます。
とは申しましても、座興は座興。怪我に至るような抵抗までは禁じておりますし、お客様各位におかれましても、興を削ぐほどの乱暴狼藉はご遠慮いただきますよう重ねてお願い申し上げます。
恐縮ながら、お守りいただけぬ場合、警備兵により厳しく取り締まらせていただきますゆえ、ご了承のほどお願い申し上げます。」

・・・これで、とりあえず鯛や他の人に直接危害が及ぶことはないでしょう。
これを聞いてDeLPiもうまく取り繕ってくれればいいのだけれど、体育会系の彼女には難しいかしら?
まあ、今の時点ではこの程度の手を打つぐらいにしておいた方が良さそうですわね。

ところで、おおとりさまの姿が見えませんわね。どこに行ったのかしら?



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