[a sea bream] 重臣プラウラー 2006年03月17日20:22
後ろの方で何か騒ぎが起こっている それを見ていたテラン様の傍らにいるGeymarkが なにやらアナウンスを始めた この男さえ現れなきゃ、いつもクラハンでするように 残念ながら今は、この政治っ気ある腹黒さを漂わせる男の前に、 「どれ、顔をよく見せてみたまえ」 ヒューマンの男は、ニヤついたいやらしい顔をぼくに近付けて来た うぁ、変な手つきで顎に触ろうとすんな、きもちわる!! ぼくって、こういう時どうしてろくな手段思いつかないんだろう 「ひどい! 急にそんなこと言われても納得が行きません わざと抱きついて、人に聞こえるように叫んでみた 「な、何を、おま 男はぼくを引き離そうとしたけど、 「ぷ、プラウラー様……そのメイドさんは……? 男の後ろから、これまた腹黒オーラをぷんぷんさせた プラウラー……なんか聞いたことあるぞ 記憶違いでなければ……確か重臣の一人じゃなかったっけ ここは逃げておいたほうが良さそうだ 「所詮私は話せる島の田舎娘…… 叫びながら胸を突き飛ばして泣くふりをしながら走り出した 周囲から見りゃちょっとしたスキャンダルだよな
「お、おい! まて!!」 「プラウラー様……相変わらず遊び好きですなぁ 「違う!! あれはまったく知らん女だ!!」 「またまたそんな! 何人目の女なんですかい?」 「おい!! 衛兵!! 衛兵はおらぬか!! 「だめですよ、シールドスタンは座興ルールに反しますよ?」 「馬鹿野郎!! 不審者だ、不審者だと言っている |