[a sea bream] 城主登場 2006年03月25日01:44
やれやれ、もう少しスマートに事を運ぼうと思ってましたけど、こうなってはそうも言ってられませんわね。 さて、どうしましょうか・・・ 「わ、私は無関係だ!マグライダー卿が君をプッシュしたのだ!」 プラウラー卿が私に目配せをしてきましたわ。材料があると強気になるあたりが小物っぷりを証明してますわね。 「証拠ならこちらにあります。数ヶ月に渡り、マグライダー卿とヴァンガード卿が荘園資金の横流しを行っていた経理記録です。」 警備兵達がざわつき始めましたわね。あそこで青くなっているドワーフがヴァンガード卿かしら。 あら、そっちはとりあえずもみ消すつもりでしたけど、こう大っぴらに言われては難しくなったかしらね。まあむしろ好都合ですけど。 まあ、密約に対して一応の誠意は見せておきましょうか。 「ふうん、僕なら操縦しやすいと思ったんだ・・・」 テラン様はというと・・・涼しい顔で見物してますわね。 ごおぉぉぉぉぉぉん・・・・ 銅鑼? 「あら、父の登場ですわ。」 奥の間の扉が勢い良く開きましたの。 ええっと・・・・デスト? 腕組みをしつつ、線の細い割には異様に迫力のあるエルフが口を開きましたわ。 |