− ロキウェル編
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[a sea bream] 着々と集合 2006年03月10日21:34

なんというか…敵に回すとおっかない人が味方に付くと本当心強いデスネ(棒読み

一度は女の振りしてメイドとして雇ってもらう覚悟で居たけれど、
Geyさんの巧みな話術により内政事務官候補として城に向かう事になった。

…といっても俺内政事務とか何していいのか分からないんだけど。
粗が出て追い出される訳にはいかないよなぁ…
ひとまず今日は面接の説明だけだった。明日、面接で色々と聞かれるらしい。

メイドの仕事の方は即採用の様で、
早速Geyさんの体型に合うメイド服を用意してもらう所らしい。
入れ替わる事を考慮して、少し大きめのサイズにしてもらった。

今日の所は説明だけのようだ。
書類やのメイド服やのをそれぞれ受け取り、城を後にする。

明日面接という話をしたところ、面接官に荘園の改善案でも語りなさいといわれた。
そこから相場師の異名を持つGey先生の荘園やの税率やのの熱い語りが始まった訳で…

これはもう面接段階から入れ替わった方が良さそうだ…。
幸いメイド服は地味なもので、長袖に長めのスカート。
肩には大きめなフリルが付いているので体型はカバーできそうだし。
最初はどうしようと思ったけれど、実際サイズの大きめな服を見たら
行 け そ う な 気 が し て き た し 。
ナンだろう俺…ホンモノのメイドやる気満々なんじゃね…?あわあわ
…とりあえずメイド服を受け取った。

早々に入れ替わる作戦を決め、それぞれ宿を取る為に分かれた。
俺は宿を取る前にもう少し聞き込みして周ろうと思い、そのまま広場に繰り出した。

街で一番大きな雑貨屋に入った。
流石に賑やかだなぁとか思っていると聞き覚えのある声が…
「あら、なかなかいいものが置いてありますわねぇ」
楽しそうに店員や付き人に語りかけながら高そうなアクセサリを物色している豪奢な金髪のエルフ…

見紛う訳も無い。お…おおとりさまだ。
しまった…メイド服なんて持ってる事がバレたら何言われるか分かったもんじゃないぞ…
その展開を想像しただけで恐ろしくなり、俺は急いで店を出た。

おおとりさまも鯛の噂を聞いたに違いない。これはマズイ。
メイド服着ててもすぐバレるんじゃないか…?
等と広場を歩きながら思案していると…人込みの先に大きな槍が見えた。
ハルバード…?まさか!

案の定、DeL嬢じゃないか!!流石に皆耳が早いな…!
後ろめたい事のある人間らしく、反射的に身を隠してしまった。

あうあうあうあう、女装してるとこなんてバレたくない人ばっかり集まってしまった…
絶対バレたくないぃーーー

…そうだ。めいっぱい変装すりゃバレないんじゃないか?

こうして長髪のカツラとヘアアクセサリの材料を仕入れる事となった。

何かどんどんと道を踏み外しているような気が…する…



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