[a sea bream] 手数料 2006年03月30日13:22
…………そんな正式名称だったのか、などと口をあんぐりしていると 「……寝起きが弱いあたくしにいきなり話しかけたりするからですわ!! この大事な話をしているときに居眠りしていた人が逆切れ…… まぁ、「そんな協力しないわよ」と言われる事態も予想してたので 要件要望を完結に? と息を吸い込んだところで、 「お父様!!」 テラン様が初めて声を上げた
−−テラン様の一声でヴァヌー城主の機嫌がやや戻り、 『漢とは性別ではない、魂だ!』 って凄い教育してるな…… 『倒れる時は、前のめり』 なんて言葉を思い出した 一度頭に血がのぼると暴走してしまうタイプなのかな 思ったより話の通じる人物みたいで安心したよ…… ぼくが婚約の話を了承どころか耳に入れていないこと、 これに、ヴァヌー城主も納得された様子だった 「……では、この不祥事についてはどうされます」 「……そちらの好きにするがよかろう」 「え?」 「その程度で揺らぐ我が城ならば所詮わしの器が 「こちらもこの城の転覆が狙いなわけではありません 「あいわかった
ヴァヌー城主が強い(濃い?)眼差しで頷くと、 「では兄の件で……」 そう言いかけた時だった
地面がビリビリと振動を帯び始めた事に気が付いた
次元の門が開く音……?!
「姫様!ちょっと席をはずしますわ!」 |